国際統合リハビリテーション協会(英語:International Association of Integrated Rehabilitation、IAIR、アイエアー)は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を対象に基本的な西洋医学、運動学、解剖学、生理学に加えて、心理面や個人的背景を含めた個別的な物語りを重要視し、複雑に絡み合ったクライアントの要因を抽出して「統合と解釈」していくことをコンセプトとして全国各地でセミナーを開催しています。医学的なものだけでなく個別的な物語りをみることで、より広くクライアントをみるようになるので、受講者は今までよりも予防医学的な観点もつけることができます。
IAIRはもっと社会で求められるリハビリセラピストを増やしていきたい、それを念頭にリハビリセラピストを育成している教育機関です。
ビジョン
1. クライアントと自分自身の両面を整え、より先を見つめることのできる人材を育成し、社会に貢献していきます。
2. 学問を追求し続け、統合していくことで見える真実を探求し、受講生と共に「人格」と「能力」を育んでいきます。
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事業内容
1. 療法士の社会参加・貢献活動の推進
2. 年に一度の統合リハビリテーションに関わる学術誌の発行
3. 統合リハビリテーションの普及に関する活動の継続
4. 統合リハビリテーションに関する資格認定と教育
事業の展望
これまで日本のリハビリテーションは、「医学的リハビリテーション」に限局した形で発展を遂げてきました。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士は、医師の指示のもと「医療行為の一部、診療の補助を担う」職種として誕生した歴史があるので、それは必然的な経緯と言えます。
しかし、日本の社会構造は変化を続け、世界に類を見ない高齢社会を進んでいます。
そうした時代背景から、リハビリテーションの適応は「医療分野」だけでなく「介護分野」、「介護予防分野」まで広がって捉えられるようになりました。
リハビリテーションという概念は、社会の中で広い意味で捉えられる時代になったのです。
専門分化が進む医療、個別的な生活に対する対応が求められる介護、疾病介護状態を予防、この3つの分野でリハビリテーション専門職は貢献する潜在性を有しています。
その潜在能力を最大限に生かす形が「統合リハビリテーション」にあると、当協会は考えています。
当協会は統合リハビリテーションを推進することで、医療、介護の知識を持ったリハビリ専門職者を、より社会の要請に応えられる存在へと教育していきます。

